感染性胃腸炎を予防しましょう
■感染性胃腸炎ってどんな病気?
冬になると毎年、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎が流行します。ウイルスに感染すると、1~2日の潜伏期間の後、吐き気やおう吐、下痢、発熱などの症状がみられます。人から人へ感染する場合と、食品から感染する場合があります。
■どうやって感染するの?
手についたり乾いて舞い上がったウイルスが口に入る、ウイルスに汚染された食品を食べる、吐物や排せつ物の処理の時に口に入ってしまう等、様々なルートがあります。
ウイルスは下痢やおう吐の症状がなくなってからも約2週間は体から排出されますので、その間は感染することがあります。
■どうやったら予防できるの?
1.正しく手を洗いましょう!
(1)予防する最も有効な対策は手洗いです。
トイレの後、調理・食事の前は、必ずせっけんで洗いましょう。
(2)石鹸で洗った後、流水で30秒以上かけ、よく流しましょう。
2.吐いた物や便の始末に注意しましょう!
《 床などに飛び散った汚物を処理するとき 》
(1)使い捨てのマスクと手袋をします。窓を開けるなり、換気をしましょう。
(2)汚物を使い捨ての布やおむつ等で、外側から内側に向けて、静かに拭き取ります。汚れた面での二度拭きはしないで下さい。
(3)ふき取った後は0.1%塩素系消毒液(作り方A)で浸すように床を拭き、10分程度おいて水拭きします。
(4)使用したタオル・マスク・手袋・おむつなどはビニール袋に入れてしっかり閉じて捨てます。
作り方A:
500mlの水の入ったペットボトルに対し、一般的に市販されている家庭用漂白剤(塩素濃度約5~6%)をペットボトルのふたに、約2杯(約10ml)入れます。
《 汚物がついた衣服などの処理 》
感染予防の為、洗濯はほかのご家族のものと別にしましょう!
(1)手袋・マスクを着けます。窓を開けるなり、換気をしましょう。
(2)水の中で静かに下洗いします。
(3)下洗い後0.02%塩素系消毒液(作り方B)に10分間つけ置きした後、いつも通りの洗濯をして下さい。衣類の素材によっては色落ちすることがあります。
作り方B:
500mlの水の入ったペットボトルに対し、一般的に市販されている家庭用漂白剤(塩素濃度約5~6%)をペットボトルのふたに、約半分(約2~3ml)入れます。
■注意事項
ウイルスが飛び散らないように、また自分が感染しないように処理をした後は手洗い・うがいをしっかりとしましょう。
ぱるむだより
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