インフルエンザと普通のかぜはどう違うの?
インフルエンザは毎年冬になると流行します。普通のかぜは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳などが中心ですが、インフルエンザの場合には39℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、合わせて普通のかぜと同様の症状も見られます。小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し重症化することもインフルエンザの特徴です。
■症 状
急激な発熱とだるさで発病します。熱は3~5日続きます。さらに、咳や鼻水、頭痛、のど・筋肉・関節の痛みなども起こります。下痢や嘔吐など、腹部の症状を起こす場合もあります。
■予 防
(1) 外から帰ったら「手洗い・うがい」をする習慣をつけましょう。
(2) なるべく人ごみを避けましょう。
(3) 外出時はマスクを着用しましょう。
(4) 日頃から十分な栄養をとり、体力の維持につとめましょう。
(5) 室内の乾燥を防ぎ、部屋の換気をしましょう。
~インフルエンザにかからないためには~
流行する前に、予防接種を受けることです。予防接種を受けていれば、インフルエンザに「かからなくてすむ」か「かかっても軽くすむ」ことが期待できます。特に重症になる率は非常に少なくなります。
■受ける時期
生後6ヶ月から接種できます。
■接種の方法
1~4週間の間隔で2回接種しますが、時間的余裕があれば4週間あけたほうが効果があると言われています。10月から12月上旬までに接種しましょう。
■受けるときの注意
卵アレルギーの人が摂取を受ける際には、かかりつけの先生に相談しましょう。
※赤ちゃんのいる家庭は、お父さん・お母さん・お兄ちゃん・お姉ちゃんが積極的に受けるようにしてください。赤ちゃんだけが受けていても、家族がかかると赤ちゃんもかかってしまうことがあります。